卒業証書授与式
2024年3月25日 14時58分3月22日、6年生はとても立派な態度で、卒業証書授与式に臨み、御来賓、保護者、教職員、4年生・5年生に見送られ、笑顔と涙で卒業していきました。
【校長式辞】
小鳥のさえずりや校庭の桜の蕾の膨らみに、春らしさを感じるようになりました。
このようなよき日に松山市教育研修センター事務所長様を始め、御来賓の皆様、保護者の皆様の御臨席を賜り、令和5年度卒業証書授与式を執り行うことができますことに、心から御礼申し上げます。
さて、本日、粟井小学校を巣立って行く53名の皆さん、
御卒業おめでとうございます。
今、皆さんに手渡した卒業証書には、「小学校の全課程を修了したことを証する」と書かれています。この十八文字は、小学校の全ての学習を終了した証です。
皆さんは、知徳体全てにおいて、立派に成長しました。
コロナ禍を乗り越え、4年ぶりに、1年生を迎える会、運動会など、学校行事が本格実施に戻った中で、最高学年として、率先して行動してくれました。
将来の夢を力強く述べる一人一人に、私は、自信をもって卒業証書を渡すことができました。
胸を張って中学校へ進学してください。
さて、門出に当たって、これからの人生において大切にしていただきたいこと3つを、お話します。
一つ目は、「自分の命を大切にすること」です。
「何よりも大切なのは…」というフレーズで、皆さんに何度もお話ししています。
この世に生まれてきたこと、今、生きていることに感謝して、命を大切にしてください。
命を大切にするとは、
「体」と「心」を大切にすること、
生きている時間を大切にすることです。
二つ目は、「他者尊重の精神と態度」です。
自分の命、心とともに、他人の命、そして、心も大切にしなければなりません。
では、どんなことに心掛ければよいのか。
実は、小学校で実践してきたことばかりです。
5つ紹介します。
①目を見て笑顔で挨拶をする。
②相手を見て話を聞く。
③公共の物を大切に扱い、周りの人が快適なように環境を整える。
④人の嫌がる言動をしない。
⑤正しい思考・判断・表現のために「学ぶ」。
これらが、他者尊重のために実践するべき具体的行動です。
年齢に関係なく大切なことを、小学校で学び続けてきたのです。
これからも、実践を継続し続けることが、本当にとっても大切なのです。
三つ目は、「挑戦・努力」の習慣化です。
自分の人生を作るのは自分です。
どう時間を使うかが、自分を形作ります。
挑戦には努力が必要です。今の自分より一回り大きいところを目指しているのですから、挑戦のための努力には、しんどさもつきものです。
小学校に続く中学校生活において、
常に向上心をかき立てて、
挑戦・努力を習慣化し、
大きな目標や夢を実現し、
理想とする自分に限りなく近づき
人生を思いっきり楽しみましょう。
皆さんの幸せを心より祈っています。
最後になりましたが、保護者の皆様、本日はお子様の御卒業、誠におめでとうございます。立派に成長した姿を御覧になり、これまでの出来事、御苦労や喜びが思い起こされ、感慨もひとしおでないかと思います。心よりお祝い申し上げますと共に、これまで本校に賜りました御支援に感謝申し上げ、式辞といたします。