社会科(4松)
2023年2月27日 20時06分現在、4松の担任にお願いして、「愛南町の様子」の授業をしています。
実は昨年度も4年生の一クラスに同じ単元を教えたのですが、副読本「ふるさと松山」の内容が変わったので資料をもう一度つくり直して授業を行っています。
授業をしていて感じることは、漁業に関する子どもたちの興味・関心がとても高いことです。
この単元の最初の時間では、愛南町に行ったことがある子どもが、愛南町の様子を語ってくれました。
結構、愛南町のことをよく覚えているのです。
「港がたくさんありました。」
「海鮮どんぶりがとてもおいしかった。」
「海がとてもきれいでした。」
「いろんな種類の魚がたくさんいました。」
「かつおの1本づりが有名です。」
「グラスボードに乗ったらたくさんの魚がいました。」などなど。
「松山市との違いは?」と尋ねると、「愛南町は魚の種類が豊富でリアス海岸になっています。」と答えてくれました。
釣りの経験者が多く、愛南町でとれる魚のベスト6を写真で示して、魚の名前を当てるクイズを出したところ、とても盛り上がりました。
全問正解者も結構いました。
また、「はまち」が大きくなって「ぶり」になり、こういう魚のことを「出世魚」ということも知っていたのです。
きっと、お家の方に教えてもらっていたのでしょう。
一番楽しかったのは、「どうしてかつおの1本釣りをするの?網でいっぺんに捕った方がいいんじゃないの?」と尋ねると、子どもたちから次のような意見が出ました。
「かつおはすごいスピードで泳ぐから網がやぶけてしまう。」
「一本づりの竿には、疑似餌がついているから、かつおがすぐに食い付く。」
「網にたくさん魚が入ったら、魚を取りすぎてしまう。」
「網に魚がたくさん入ったら、網が重くなって船が沈んでしまう。」
「網の中で魚どうしがぶつかってカツオに傷がついてしまう。1本釣りなら大丈夫。」などなど…。
こちらが予想もしないようなたくさんの意見が出たので、驚きました。
久しぶりに子どもたちとの授業でのやり取りを楽しませてもらいました。
社会科は「どうして〇〇なの?」と予想させることが大切です。
副読本に答えが載ってないからこそ、面白いのです。
今日は、「日帰りかつお」や「スマの養殖」についても学習しました。
子どもたちは、「びやびやかつお」や「スマ」を食べたいと口々に言っていたので、「お家の人にお願いして、春休みでも愛南町に連れていってもらいなさい。」と言っておきました。
明日で4松の社会科の授業は終了です。
子どもたちのお陰で楽しい授業の思い出ができました。