ブログ

4竹 道徳(研究授業)

2021年6月29日 14時42分

4年竹組で道徳の研究授業を行いました。

本時の教材の内容は、次のとおりです。

雨のバス停留所のそばの軒下で主人公(私)と母親が他のお客さんと一緒に並んでバスを待っています。

バスが停留所に近づいたので、私は駆け出して停留所の一番先頭に並び、乗車するために傘をたたもうとした時、母親に後ろから強い力で引っ張られます。

結局、6番目に乗車し、座席は空いていませんでした。

バスの中の母親は無言のままで、私が見上げても知らぬふりで、いつもの優しい母親とは違います。

そんな母親の横顔を見て、私は自分のしたことを振り返って考えたという内容でした。

本時は、きまりを守ることの大切さに気付き、きまりを大切にして生活しようとする意欲と態度を育てることをねらいとしています。

担任が「主人公(私)がとった行動をどう思うか」と質問したところ、

「他の人も早くバスに乗りたいのは同じ気持ちなのだから順番を待たないといけない。」

「早くバスに乗りたいというわがままな気持ちが出てしまった。」

などの意見がありました。

最後に「きまりを守るとはどういうこと?」と質問すると、

「きまりを守ることはわがままを押さえること」

「他の人に嫌な思いをさせないこと」

「みんなが楽しく過ごすために必要なこと」など

と意見が出ました。

4竹の子どもたちは、「きまりを守る」ということについてしっかりした考えをもっているなと感心しました。

ある国では、バスに乗る時、順番を守らず、平気で追い抜いて乗車するという話を聞いたことがあります。

周囲の人との関係を大切にし、約束や社会のきまりを守るということは日本人の美徳です。 

昔から日本人が大切にしている価値観をこれからも大切にしていかなければと思いました。